ユルゲン・クロップがリバプールの監督に就任して最初の試合をみました。
クロップがどんな戦術を用いて、リバプールをどう立て直していくのか?
初戦のトッテナムとの試合から語ってみたいと思います。
クロップが選んだリバプールのメンバーとフォーメーション
スターティングメンバーは、
GKは、ミニョレ、
DFは4バックで、左からモレノ、サコー、シュクルテル、クライン
中盤センターの2人が、ミルナー、ルーカスとエムレカン、
中盤2列目は、左から、コウチーニョ、ララーナ
ワントップに、オリジ
でした。
フォーメーションは、4-2-3-1という予想でしたが、試合が始まってみると4-3-2-1というクリスマスツリー型になっていました。
本当は、ワントップにスタリッジが入る予定でしたが、メディカルチェックでストップがかかってしまい出場できず。
これが、クロップの初陣にとっては結果的に痛かったです。
オリジは、自分でボールをもらってシュートにいくのか、スペースを作って見方と連携をするのかと迷いところがあり、波に乗れず、この試合ではあまり機能しませんでした。
スタリッジがいれば、もっと可能性があった試合になっていたとは思います。
コウチーニョがトップ下に入るという予想フォーメーションでした。
でも、試合が始まって時間が経つといつの間にか、コウチーニョは左サイドのほうでプレーすることが多かったです。
ララーナがは中に入ってすごく動いていたのが印象的。
コウチーニョとララーナの連携でゴール迫るシーンもありましたが、決定的なチャンスにはなりませんでした。
3列目で右サイドに入ったのは、やはりミルナーでした。
ミルナーは、試合開始当初から、熱いプレーをみせていて、90分間に渡って走り続ける動きが印象的でした。
本来は中でプレーしたくて、リバプールに移籍してきたわけですが、クロップに変わって、右サイドでもいいプレーを見せてくれのはさすがです。
シュクルテルとサコーはミスが目立ち、危うく失点しそうなシーンがありましたが、ミニヨレのファインセーブもあり、なんとか0点でしのげたという感じ。
右サイドバックのクラインは高い位置をとっていた割に、攻撃参加はみられませんでした。
モレノにいたっては、上がることはほとんどなかったです。
結果は、0-0の引き分けに終わりましたが、得点の匂いがあったのはスパーズだったので、負けなくて良かったというのが、試合の感想です。
まあ、リバプールは、ケガ人も多いし、メンバーが揃わない中で、クロップに最初かから期待するのも酷かなと思いました。
クロップの戦術がみえてくるのはまだ先か?
クロップの戦術がリバプールでみえてくるのは、まだ時間がかかります。
今のリバプールにはケガ人が多くメンバーが足りない!
そんな中で、クロップの戦術に見合う選手が何人いるんだろうと思います。
スパーズ戦では、交代で選手を入れるタイミングが、遅かったです。
これは、現状のメンバーが90分間で、どれくらいのパフォーマンスができるんだろうとクロップが試していたんでしょう。
クロップの戦術といえば、ハイプレスからの速攻が持ち味なので、かなりの運動量を必要としますから。
ただ、初戦でリバプールの選手の意識がみえてきたものは、高い位置でのプレスでしょうか?
特にコウチーニョは、90分間を通してプレスかける動きが目立ちましたし、エムレカンと連動してボールを奪う動きもありました。
全体的に、リバプールの選手が動きが勢力的だったのが、良かったです。
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しかし、攻撃ではまだクロップらしさはみられませんでした。
特に、コウチーニョがボールをキープして攻め上がろうとしたときに、後ろからボールを追い越して上がってくる選手がいませんでした。
ワントップのオリジのとの連携も悪かったので、魅力的な攻撃はまだ遠いなと思いました。
リバプールファンにとってクロップに対する期待は大きいはずだし、私は、初戦のスパーズとの試合には、数日前からワクワクしていました。
初戦をみてまだこれかだろうという思いで、しばらくは、リバプールをみる必要があると思いました。
あとは、冬の移籍市場でクロップ好みの選手をどれだけ獲得できるのか?ということも重要でしょう。
クロップの戦術が発揮され結果が付いてくるのは、2月くらいからじゃないでしょうか?
追記
クロップが就任して1ヶ月ほど経って、すでにリバプールの選手たちには彼の情熱が伝わっています。
印象的だったのが、第13節のマンチェスター・シティ戦。
この試合についてレビュー記事をかきました。