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初心者のためのサッカー観戦講座

サッカーでアンカーといわれている選手の役割や特徴について!

最近、サッカー中継をみていると「アンカー」という用語が使われることが多いです。

また、アンカーといわれる選手をみているといろんな特徴や役割があることも分かりました。

今回は、アンカーについて語ってみたいと思います。

 

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アンカーの役割

まずは、アンカーの役割についてまとてみました。

僕は、アンカーってディフェンスラインの一つ前で、守備を専門にするMFだと解釈していました。

僕のイメージでは、2010年南アフリカワールドカップのときの日本代表の阿部

 

ところが、シャビ・アロンソやピルロがアンカーのイメージ像になっていることもありました。

これだと、僕が解釈しているアンカーの意味が変わってくることに・・・

攻撃の組み立ても必要になってくるの?

僕が思ったのは、アンカーってすごくあいまいになっている用語で、使う人によって意味が違うんじゃないか?ということでした。

 

アンカーというのはポジションというわけではなく、基本的にはMFに指示される戦術上の役割です。

システム上は、中盤の下がり目の位置にいることが多く、中盤の底ともいわたりします。

フォーメーションでいえば、4-1-4-1で、DFラインの前や、4-3-3だと、中盤の3人の選手の真ん中で、少し下がっている感じです。

 

サッカーの試合をみていると、二人のセンターバックと三角形の形を作って、連携をとっているのが分かります。

基本的には守備的な役割をするMFで、攻撃と守備のバランスをとっています。

サッカーは攻撃に力を入れれば、守備がおろそかになり、相手に攻撃をするスペースができてしまいます。

特に、MFとDFラインの間にスペースが空いてしまうと、相手チームに自由に攻撃されるチャンスが増え、失点につながりやすくなっていまします。

 

このスペースを埋めて相手に自由にプレーをさせないようにすることが、アンカーの役割ともいえます。

アンカーは失点のリスク防ぐために、攻撃的な選手やディフェンスとのポジショニングを常に意識しています。

的確な状況判断ができる選手じゃないなかなかできないです。

 

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アンカーといわれている選手の特徴

アンカーとはいっても、役割はこれだけではありませんし、選手の能力によって求められるものも違ってきます。

いわゆるアンカーといわれている選手の特徴をみてみれば、それが分かります。

阿部勇樹

阿部勇樹は、南アフリカワールドカップで守備の安定性を増すという意味で、アンカーの役割を果たしていました。

 

この記事を読むと、阿部が中澤祐二と闘莉王をうまくカバーし、遠藤保仁や長谷部誠の攻撃参加をうまく後押ししていたことが分かります。

なので、阿部は、攻守のバランスをとっていたアンカーといえるでしょう。

 

シャビアロンソ

昨年、長谷部誠が日本代表で初めてアンカーをやったことが話題になっていました。

そのときに長谷部誠が理想としていたのが、スペイン代表やバイエルンミュンヘンで活躍するシャビアロンソでした。

シャビアロンソは、ミッドフィルダーでもディフェンスラインにラインに近いところでプレーしていることからアンカーといってもいいでしょう。

シャビアロンソには、ロングレンジの精度が高いパスがあり、攻撃の起点となることもできます。

守備では、最終ラインに入ってディフェンダーのようになることもあるし、中盤の危険なスペースを察知してピンチを防ぐこともできます。

シャビアロンソはアンカーといっても、守備だけでなく、攻撃の組立もできるという特徴があります。

シャビアロンソのプレースタイルについて

 

まとめ

現代のサッカーでは、アンカーといっても決して守備重視というわけではなく、攻撃の組立ができる能力も求められています。

最近では、ドルトムントのユリアンヴァイグルもアンカーとしては素晴らしい才能をもっています。

ユリアンヴァイグルのプレースタイルについて

なぜ、アンカーに攻撃力が求められているかというと、バイタルエリア付近で力を発揮する攻撃的なミッドフィルダーは、相手からの激しいプレッシャーをうけやすく、自由にプレーができないようになっています。

それでも進歩してスーパーなプレーをする選手もいますが・・・

 

アンカーは中盤の中では、比較的プレッシャーやプレスをうけにくいところでプレーすることができます。

プレッシャーが薄い分、精度が高いロングボールを一気に前線へ出すことが可能になり、得点のチャンスとなります。

シャビアロンソのプレーをみていると守備を意識しているけど、精度が高い一本のロングパスが驚異になることが多いです。

これからのサッカーはますます攻撃力のあるアンカーが増えてくることでしょう。