UCI Soccer / Brian-Kim
初心者のためのサッカー観戦講座第2回目は、「フォワードの役割と動き」についてです。
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目次
フォワードの役割
フォワードの役割は、大きくわけて次の3つがあります。
1.点を決める
2.ボールをキープし、得点チャンスをつくる
3.相手チームにプレスをかけて守備をする
実際にプレーしている選手には、もっと細かな役割が指示されているんでしょうが、サッカーをみる立場からするとこれらの役割を覚えておけばいいでしょう。
点を決める
フォワードで一番評価される役割が、点を決められるかどうかです。
サッカーは非常に点が入りにくいスポーツなので、点をとる局面で、確実にゴールを決めてくれる選手が重宝されます。
やはり、多く点数を決める選手に対しては、それだけの個人の能力があるわけですし、大金を使って補強するのも当然です。
ゴールランキングの上位にくる選手は、みているだけでもすごさが分かります。
ボールをキープし、得点チャンスをつくる
よく分かるのは、身長が高いフォワードがハイボールをDFと競って、味方の選手にボールを落とし得点チャンスを作る場面です。
フォワードは相手ディフェンスのプレッシャーがきつく、ディフェンスに囲まれたり、ディフェンスが背後にいることが多いです。
そのときに、プレッシャーを受けながらもボールをキープし、味方選手が攻撃に参加する時間を作るのも重要な役割の一つになっています。
さらに、そこから上がってきた選手に対して得点につながる効果的なパスを出すことができるフォワードもいます。
リバプール時代のルイス・スアレスは、自らもゴールを決めますが、スターリングやスタリッジにパスを出して得点チャンスを作るのが上手かったです。
相手チームにプレスをかけて守備をする
フォワードは相手がボールをもっているときに、プレスをかけて守備をすることも求められます。
相手ディフェンダーがボールをもっていると、前の選手にパスを出させないように、近づいて行って、邪魔をする動きが、効果的です。
もし、そこでボールを奪うことができれば、一気にチャンスにもなります。
フォワードはゴールを決めるだけでは、評価されない時代になってきました。
特に、ボールをキープしたり、点につながるパスを出せて、守備もやって、ゴールも決めることができるフォワードが、良いフォワードとして評価されるようになるでしょう。
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フォワードの動き
フォワードの動きをサッカー観戦でみるポイントは二つあります。
ディフェンダーの背後をとる動き
ディフェンダーを背にしたとき反転する動き
ディフェンダーの背後をとる動き
シュートを打つときは、当然ですが、ディフェンダーがいないほうが、ゴールになる確率が上がります。
ディフェンダーは目の前の選手には、うまく対応できるんですが、背後にいる選手はみえないので、うまく対応できないです。
そのために、ディフェンダーの背後をとる動きが必要になってきます。
うまいフォワードの動きをみているとディフェンダーの背後にポジションをとっているのが分かります。
それがよく分かるのは、センターリングがあがったときです。
試合のハイライト映像やゴールシーンのVTRをみると、さらに分かるんですが、ディフェンダーの背後で、フリーの状態でシュートを打っているのは、偶然ではなく、意図的にそのポジションに動いたからなんです。
フォワードが、ディフェンダーの前にいるのか?それとも背後にいるのか?をチェックすると、動きの上手い下手が分かっておもしろいです。
ディフェンダーを背にしたとき反転する動き
フォワードの役割にボールをキープして、得点チャンスをつくることがありました。
このときは、ディフェンダーが背後にいて邪魔をしようとしています。
並のフォワードだったら、ここでキープするのが精いっぱいということもありますが、すごいフォワードになると体を反転させてシュートを打つことができます。
こうなれば、ゴールは目の前なので、得点に結びつく確率は一気に上がります。
なので、ディフェンダーが背後にいるとき、キープするだけなのか?または、反転してシュートが打つことができるのか?をチェックすれば、そのフォワードの能力が分かります。
中には、ディフェンダーの背後をとってシュートができ、ディフェンダーを背負っても反転してシュートができるようなスーパーなフォワードがいるんです。
こうなれば、最強のフォワードといえるでしょうね。
まとめ
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