サッカーの試合では、ドリブルが上手い選手のテクニックも魅力の一つです。
私は、タッチが少ないドリブルのほうが迫力があって好きですが、日本人選手にはあまりいないのが不思議です。
タッチが少ないドリブラーといえば、バイエルン・ミュンヘンのドグラス・コスタです。
今回は、ドグラス・コスタのドリブルの魅力をお伝えするとともに、日本人になぜコスタのようなドリブルをする選手がいないのか?について語ってみたいと思います。
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ドグラス・コスタのドリブルについて!
ドグラス・コスタは、2015年の夏にバイエルン・ミュンヘンに加入したブラジル人プレーヤー。
スピードとテクニックあるサイドアタッカーとしてバイエルンには欠かせない存在となりました。
コスタのプレーで特徴的なのが、ドリブルのタッチ数の少なさです。
コスタのスピードは、自分で出したパスに追いついてボールをキープしまうほどの速さを持っています。
なので、コスタは自身の速さを活かし、前方にスペースがあればそこへボールを蹴り出し大きなドリブルをしてしまいます。
百聞は一見に如かずということで、こちらをご覧下さい。
コスタのドリブルをみるとタッチ数が少ないのが分かると思います。
バネのような体の動きとともに、スピードにのったドリブルから、いくつも得点チャンスを作り出しています。
コスタには鋭く切り返したり、フェイントで相手を交わすプレーもあるので、細かいタッチでドリブルすることも可能だと思います。
コスタは、状況に応じて大きなタッチでドリブルをするのか?細かいタッチでドリブルをするのか?を使い分けているのでしょう。
コスタのドリブルの使い分けはセンスがあるプレーで、魅力的です。
ちなみに、コスタのチームメイトのアリエン・ロッベンも同じようなドリブルがあります。
日本人で、コスタのようなドリブルをする選手が少ないのはなぜでしょう?
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日本ではタッチ数が多いのがドリブル?
もし、ドグラス・コスタにタッチ数の少ないドリブルがなかったら、彼の魅力は半滅していたかもしれません。
コスタがサッカーを始めてから、ドリブルではタッチ数を多くするように指導されていたら・・
ドリブルの練習光景
たまたまあるチームのドリブル練習をみる機会がありました。
そのとき、コーンを等間隔に置いて、ジグザグにボールをもって通るやり方をしていました。
ボールを大きく蹴り出せば、当然ですが、うまくコーンの間を通ることはできません。
この練習だと、どうしてもドリブルのタッチ数は増えてしまいます。
ボールを前方に蹴り出してタッチ数が少ないドリブルを練習する機会はほんとどというか、まずないでしょう。
逆に、そんなドリブルをしていたら、コーチに怒られてしまうこともあります。
日本では、タッチ数を細かくして、ボールを前に運ぶことがドリブルとされているのではないでしょうか?
私は、そのチームのドリブル練習をみていたら、コスタのようなドリブルをする選手が少ないのが分かる気がしました。
足が速いプレーヤーがやるドリブルとしては、本当に有効なのに残念です。
実際に、私が小学生のころ遊びでサッカーをやっているときに、前方の空いたスペースにボールを出して、ドリブルを得意としている友達もいました。
いつも同じプレーで抜かれていたので、非常に悔しかった思い出があります。
もちろん、その友達の足は速くて、サッカー部ではフォワードをやっていました。
センスがあるプレーは遊びの中から磨かれることもあるし、指導の仕方次第では、そのセンスが消されてしまうこともあるのだと思います。
それから、日本人にはサイドラインをドリブルで突破するような純粋なウンインガーがいないのも、ドリブルの指導がタッチ数にこだわっているからだと思いました。
日本で、コスタやロッベンのようなドリブルをする選手が現れることはないのかもしれません。
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