高校サッカー選手権の得点王になった選手なかに日本代表となり活躍した選手は誰でしょうか?
気になったので調べてみました。
高校サッカー選手権歴代得点王
高校サッカー選手権は次で94回目という長い歴史があります。
歴代の得点王をみてみると、第62回大会には清水東の武田修宏の名前がありました。
私がちょうど日本代表の試合を見始めたのが、武田修宏がいた時代なので、ここから調べてみることにしました。
第62回~第93回までの得点王
1983年第62回から2014年第93回まで得点王になった選手は、46人。
各年によっては複数の選手が得点になっていて、2014年は7人の選手の名前がありました。
それから、平山相太は2年連続で得点になっていました。
A代表になったのは?
この中で日本代表として出場した経験があったのが8選手。
武田修宏(第62回清水東) 18試合1得点
武田は読売クラブやヴェルディ川崎時代、日本代表に選ばれていました。
代表でも三浦知良とツートップを組んで出場している印象があったんですが、18試合でしかも1得点というのは意外な数字でした。
黒崎久志(第64回宇都宮学園)24試合4得点
黒崎は高校卒業後に本田技研でサッカーをしますが、1992年に鹿島アントラーズに移籍。
鹿島時代は毎シーズン10得点以上をあげていましたが、高木琢也がいたため代表ではあまり活躍できませんでした。
吉原宏太(第74回初芝橋本)1試合0得点
吉原は高校卒業後は、コンサドーレ札幌に入りました。
トルシエ監督が率いたオリンピック代表にも選ばれた経験があり、唯一出場したA代表の試合は1992年コパ・アメリカのパラグアイ戦でした。
北嶋秀朗(第75回市立船橋)3試合1得点
北嶋は高校卒業後、柏レイソルに入りました。
シドニーオリンピックの代表にも選ばれた経験があり、すぐに2000年アジアカップの代表にも選出されていました。
それ以降、A代表に呼ばれることはなく、アジアカップでの得点が代表で記録した唯一の得点。
大久保嘉人(第79回国見)60試合6得点
大久保は高校卒業後、セレッソ大阪へ入りました。
セレッソ大阪からスペインやドイツでもプレーし、ワールドカップにも2010年南アフリカ、2014年ブラジルに出場。
歴代の得点王のなかでは、もっともA代表で活躍している選手です。
平山相太(第81、82回国見)4試合3得点
平山は国見高校から筑波大学へ進学しました。
北京オリンピックの代表として予選から中心メンバーとなり得点をあげていまいたが、A代表ではアジアカップ予選、イエメン戦で記録した3得点(ハットトリック)のみです。
大迫勇也(第87回鹿児島城西)15試合3得点
大迫は鹿島アントラーズで5シーズンを過ごした後、ブンデスリーガがプレーしています。
ロンドンオリンピック予選ではU22、23日本代表にもなっていました。
現在はA代表にもコンスタントに招集され、代表での得点を期待したいところです。
浅野拓磨(第90回四日市中央工業)3試合0得点
浅野はサンフレッチェ広島に入団。
東アジアカップ2015でA代表に選ばれ、3試合に出場。
松波正信(第70回帝京)と柴崎晃誠(第80回国見)は日本代表には選ばれましたが、出場機会がありませんでした。
調べてみた結果
高校サッカー選手権の得点王はかなり目立つ存在なので、もう少しA代表で活躍している選手が多いと思っていました。
しかし、A代表に選ばれてコンスタントに出場していたのは、大久保嘉人と大迫勇也だけでした。
得点王になってもその後の活躍が難しいことも分かりました。