プレミアリーグに異変?
15-16シーズンは第13節までが終わって、レスター・シティが首位になっています。
異変と表現するとレスターのファンに怒られてしまいそうですが、勢いがいつまで続くのか気になります。
3分の1消化で首位だったチームの最終順位
13節が終わって、8勝4分1敗、勝点28、2位のユナイテッドに1ポイント差をつけて首位。
11月半ばあたりで、プレミアリーグは3分の1くらいを消化するんですが、この時点で首位になっていたチームの最終順位はどうなっていたのか?
過去の10シーズを調べてみました。
2014-15
チェルシー 10勝3分0敗 勝点33 最終順位1位
2位はマンチェスター・シティ、勝点27で追いかけていましたが、チェルシーの勢いは衰えることなく優勝しました。
モウリーニョ監督の2年目で、チェルシーが強かったシーズンですね。
2013-14
アーセナル 10勝1分2敗 勝点33 最終順位4位
優勝したのは勝点25で3位だったマンチェスター・シティ。
2012-13
マンチェスター・ユナイテッド 10勝0分3敗 勝点30 最終順位1位
2位はシティで勝点29でしたが、最終的には11ポイント差でユナイテッドが優勝。
2011-12
マンチェスター・シティ 12勝2分0敗 勝点38 最終順位1位
ユナイテッドが5ポイント差で2位で、最終節まで優勝を争っていました。
追加タイムのアグエロのゴールで劇的な勝利だったのを覚えています。
2010-11
チェルシー 9勝1分3敗 勝点28 最終順位2位
アーセナルが2ポイント差で2位でしたが、優勝したのは勝点25で3位だったマンチェスター・ユナイテッド。
ユナイテッドは最終的にはチェルシーに9ポイント差をつけていました。
2009ー10
チェルシー 12勝0分2敗 勝点36 最終順位1位
マンチェスター・ユナイテッドが勝点31で2位。
最終的にユナイテッドには1ポイント差でしたが、チェルシーが優勝。
2008ー09
チェルシー 10勝3分1敗 勝点33 最終順位3位
同じ勝ち点でリヴァプールが2位でしたが、優勝したのは勝点25で3位だったマンチェスター・ユナイテッド。
最終的にユナイテッドは、2位リヴァプールに4ポイント、3位チェルシーには7ポイントの差でした。
2007ー08
アーセナル 10勝3分0敗 勝点33 最終順位3位
優勝したのは、このとき2位だったマンチェスター・ユナイテッド。
アーセナルは、チェルシーにも抜かれてしまっていました。
2006-07
マンチェスター・ユナイテッド 11勝2分1敗 勝点35 最終順位1位
このときの2位は勝点32のチェルシーで最終順位も2位でした。
3位とは15ポイントもあり、ユナイテッドとチェルシーが優勝を争っていました。
2005-06
チェルシー 12勝1分1敗 勝点37 最終順位2位
2位は10ポイント差があったマンチェスター・ユナイテッド。
しかし、ユナイテッドは最終的にチェルシーに6ポイント差をつけて優勝。
レスターに過去のデータは当てはまるのか?
およそ3分の1を消化して首位だったチームが、優勝しているケースは5回ありました。
逆転で優勝していたのはマンチェスター・ユナイテッドが多かったです。
ファーガソン監督時代のことでしたが、やはり中盤から終盤にかけての追い上げがすごかったです。
この時点で首位で優勝できなかったチームは、最終的には4位以内で終えています。
このデータからするとレスター・シティはチャンピオンズリーグ圏内で終える可能性もあるんですね。
レスターにこのデータが当てはまるのか?
というのは、11月半ばで首位になっていたチームは、マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、チェルシー、アーセナルというプレミアリーグでも優勝経験があり、実績があるんです。
レスターは過去の実績面で足りないんですが、ブラックバーン・ローヴァーズのようなことが起こるかもしれません。
ブラックバーンは、1994-95シーズンに優勝していました。
イングランドがフットボールリーグからプレミアリーグになって、マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、チェルシー、アーセナル以外で優勝した唯一のチーム。
フットボール時代に優勝経験はありますが、それは100年くらい前のことなんですね。
ブラックバーンは、3分の1を消化した14節で、2位。
そして、ずっとその順位を維持しながら、最後は優勝。
レスターの勢いとはちょっと違いますけど、中盤から終盤にかけては似たようなことになる可能性も。
このときのブラックバーンには、アラン・シアラーが得点王になって優勝に導きました。
レスターには、ヴァーディーがいてチームを牽引しているので、こんなところは共通点もあります。
なので、レスターが今の勢いのまま終盤までいって優勝争する可能性もあります。
優勝しなくてもこの勢いが終盤まで続けば、プレミアリーグはおもしろいことになります。