ラヒーム・スターリングがリバプールから、マンチェスター・シティへの移籍が決まりました。
移籍金が4900万ポンドって、すごい額です。
その金額を支払ってまでスターリングを獲得したシティは将来性に期待しているでしょうが、一方で過大評価との声があるのも事実。
今回は、スターリング選手の評価やシティへの移籍の意味について考えてみました。
ラヒーム・スターリングの評価について!
僕がスターリングのプレーをみたのは、2年前のシーズン。
ルイス・スアレス、ダニエル・スタリッジ、そしてスターリングとリヴァプールのアタッカー陣が好調で、この3人のプレーをみているのは楽しかったんです。
2013-14シーズンのリヴァプールはプレミアリーグの優勝争いをしていて、最後はシティに及ばずでしたが、リヴァプールの復活が期待できたシーズンでした。
しかし、スアレスが2014年の夏にバルセロナへの移籍やスタリッジのケガで、スターリングだけが起用されることが増えました。
スターリングはセンターフォワードよりも、サイドでのプレーが活きる選手です。
力強さはあまり感じませんし、プレミアリーグでプレーするにはまだ体が細いんです。
でも、ボールを持てば、ちょこまかと動き、相手のDFもなかなか捕えることができなかったのが、すごく印象的。
それだけ動けるのも、ボディバランスに優れた選手だといえるでしょう。
スターリングの欠点といえば、シュートの決定力がないことです。
決定的と思われる場面でもシュートを外すことがよくあります。
テレビ中継をみていると、スターリングのそんなところが話題になるのも珍しくはありません。
シュートが上手く、厳しい場面でもゴールを決めることができるようになれば、超一流になる可能性はあると思うんですが・・・この決定力の無さが、技術的な問題なのか?根本的に改善されないのか?
スターリングに対する技術的な評価は、将来の成長を考慮に入れれば、そこまで低くはないでしょう。
でも、今回のシティへの移籍金の額からすると、過大評価なんでしょう。
こんな意見もあるし・・・
まあ、移籍金はシティが支払うので、支払った額がそれに見合ったものなのか?ということに僕は興味があるんです。
マンチェスター・シティの移籍について!
スターリングの移籍には戦力補強以外にもシティのいろんな思惑が見え隠れしているように思います。
一つは、メンバーの若返り。
シティは30歳前後のメンバーが主力で、そろそろ世代交代との声もありました。
20歳のスターリングの加入はその第一歩でしょう。
もう一つは、ホーム・グロウンの選手の獲得。
スターリングは、3シーズンプレミアリーグでプレーしているので、ホーム・グロウンの選手。
ホーム・グロウンはルールが難しく、これから厳格化することもあるので、戦力の一人となるスターリングを獲得することに意味があったとも思います。
シティに移籍したスターリングが、アンフィールドでプレーする機会があれば、間違いなくブーイングになるでしょう。
大きな移籍金を残して去って行ったけど、週休の大幅UPの要求や去り際があまり良くなかった。
でも、これはスターリング自身の問題ではなく、代理人がスターリングにそうさせたんだと思います。
なんだか、嫌われ者になってしまったスターリングですが、シティでの奮起を期待したいです。
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