初心者のためのサッカー観戦講座第1回目は、「サッカーの戦術について」です。
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サッカーの戦術ってなに?
サッカーの戦術についてスポーツライターの西部謙司さんは
戦術とは、勝つための手段である。
とおっしゃっています。
勝つために、選手を選び、ピッチ上に配置して、どいういう動きをするのか?ということの基本になるのが、戦術。
この戦術を考えるのが監督であるわけですが、監督の考えだけでは、実行できません。
なぜなら、良い戦術があっても、それを理解し、指示通りに動ける選手がいないといけないからです。
選手も監督の好みで選べるようなチームは、ほとんどないといってもいいでしょう。
なので、監督は与えられた選手の特徴や技術力を理解して、戦術を練っていく必要があります。
また、選手はロボットではないし、個々にプライドや考え方があるから、勝つという目的が同じでも、監督の戦術をすべて受け入れてくれるわけではありません。
これには、監督の人間性や選手とのコミュニケーション能力も必要となってきます。
「俺は、社長だ!」という権威だけでは、社員はついてきてくれないのと一緒で、サッカーの監督であっても選手に慕われるようにしなきゃいけないんです。
監督と選手がお互いに理解しあい勝つために戦術を実行できるのが理想ですが、それだけは十分ではないんです。
チームをサポートするファンの存在を無視した戦術もタブー。
サッカーは娯楽なので、勝っても楽しくなきゃ観にいかないというファンも多いです。
例えば、バルセロナーが守備的でロングボールを主体としたチームになったら、ファンは怒るでしょう。
チームには歴史と伝統があり、そのチームはこいうものだという認識が目の肥えたファンにはあります。
なので、監督はそれも理解しつつ、戦術を練り上げていく必要があります。
監督、選手、ファンの思いが一つになって、うまくバランスが保たれていないと、戦術は成り立ちません。
監督が交代したり、選手が突然移籍したり、チームがうまくいかなくなる背景には、このバランスの崩れが少なからずあります。
サッカーの戦術には、理想とするものがあっても、いろんな要素があって、成り立っているということを最初に理解しておいたほうがいいでしょう。
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サッカーには守備と攻撃で戦術がある!
サッカーの戦術の種類は、守備と攻撃で分けて考えると理解しやすいでしょう。
とともに、用語も覚えましょう。
守備の戦術と用語
ゾーンディフェンス
ゾーンディフェンスというのは、ピッチ上の決められた場所を守るということ。
マンツーマンディフェンス
ゾーンディフェンスとは逆に、人をについて守るのが、マンツーマンディフェンス。
ディフェンスライン
これも守備の戦術の一つです。
ディフェンスは、3人か4人で、ゴールに対してラインを作ります。
このラインが、ゴールに近ければ、低いといって、ゴールから離れていれば、高いといいます。
これも監督が決めるんですが、なぜディフェンスラインを高くしたり、低くしたりするのか?も別の機会に。
あとは、プレッシングなども守備戦術の一つとしてありますが、初心者の用語としては、ゾーンとマンツーマン、ディフェンスの高さ、低さを覚えておくといいでしょう。
攻撃の戦術
攻撃の戦術には、カウンター攻撃やサイド攻撃、ボールの支配率を上げて細かなパスを回して攻撃をする戦術があります。
ポゼッションとは?
ポゼッションは、自分のチームがボールをキープする時間を長くする戦術です。
細かいパスをつなぐ技術や狭いエリアでプレーをしなきゃいけないから、技術がある選手がいないとなかなかできません。
カウンター攻撃とは?
カウンター攻撃は、相手チームからボールを奪って、ボールを縦に素早くつないで、ゴールに結びつけます。
相手がパスをミスをしたりして、ボールを奪取することが多いです。
守備を重視した戦術の攻撃手段として用いられることあるけど、最近は「守備的=カウンター」というイメージもなくなりつつあります。
まとめ
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