18歳以下の年代で行われる高円宮杯U-18サッカーリーグですが、プリンスリーグからプレミアリーグまで昇格するにはすごく険しい道のりだということが分かりました。
今回は、高円宮杯プレミアリーグ参入戦から昇格までについてです。
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高円宮杯プレミアリーグ参入戦から昇格まで
高円宮杯U-18サッカーリーグ(以下、高円宮杯)は、1部のプレミアリーグと2部のプリンスリーグがあって、昇格や降格もあるからプロのリーグと変わらないくらいの緊張があります。
プレミアリーグには東(EAST)と西(WEST)があって、10チームずつに分かれていいます。
それぞれのリーグの9位と10位のチームが自動的にプリンスリーグへと降格してしまいます。
【関連記事】高円宮杯プレミアリーグとプリンスリーグの違いについてはこちらに詳しく書きました!
プレミアリーグ参入戦に参加するには?
降格については、けっこう分かりやすいんですが、プリンスリーグから昇格となると複雑というか、厳しい。
プリンスリーグは、全国で9つのブロックに分かれてリーグ戦を行い、各地域の上位のチームがプレミアリーグ参入戦へと参加。
参入戦へ参加できるチームの数は、地域によって違っています。
これは各地域の成績をもとに数が決められます。
UEFAチャンピオンズリーグの出場チーム数を国ごとにポイントで決めているのに似ていて、このシステムも素晴らしい!
ちなみに、出場数はご覧の通りです。
北海道1
東北 1
関東 3
北信越 2
東海2
関西 1
中国 3
四国1
九州2
引用:JFA http://www.jfa.jp/match/prince_takamado_trophy_u18_2015/prince_2015/about.html
各地域のプリンスリーグには、北海道が8チームで、残りは10チームずつが参加しています。
これで、1ないし3チームしか参入戦に出場できないんだから狭き門です。
特に、北海道、東北、関西、四国は1チームなので、ますます厳しいとこです。
高校選手権だったら、各県から1チームずつとか平等に出場数が決まっているのに、地域によって出場数に差を付けているのは、プロらしいところを感じてしまいます。
ここで、各地域の上位になって決められた16チームがプレミアリーグ昇格戦へ参加できます。
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昇格戦について!
「プリンスリーグで1位になった!プレミア昇格だ!」と単純に行かないところが、また厳しいところでもあります。
今度は、各地域の代表同士で、昇格戦。
これは、16チームによるトーナメントによって昇格を争います。
トーナメントとはいっても最後まで勝ち抜いて優勝を決めるようなものではありません。
16チームが4つのブロックに分かれてのトーナメントです。
そして、これで2勝すれば、晴れて高円宮杯プレミアリーグへ昇格し、来シーズンからの参入が決まるわけです。
長いリーグ戦を終えて、そして負けられない2試合があるというすごくプレミアリーグ昇格への険しい道のりであることが分かりました。
ちなみに、2015年の参入戦への参加チームが決定するのは、12月6日(日曜日)です。
そして、プレミアリーグ参入戦は、12月11日(金曜日)と12月13日(日曜日)に開催される予定になっています。
昇格戦について調べた結果感じたこと!
プリンスリーグには、Jリーグのユースも参加していますが、高校チームにとっては選手権の予選も同時にあります。
終盤の順位が決まろうとする一番緊張感がある中で、選手権の予選もあるわけなので、精神的に落ち着かないかもしれません。
これは、リーグ戦とカップ戦を同時にやっているプロリーグと本当に変わらないので、技術だけじゃなくメンタルもタフになれます。
それに、プレミアリーグに昇格するためには、リーグ戦で結果を残すための安定したチーム力と昇格戦で2勝するための勝負強さが必要です。
18歳くらいで、こんなにプレッシャーがある中で、サッカーができるというのは、かなりすごいと思います。
しかも、高校3年生にとっては、昇格しても自分たちはプレミアリーグには、参加できないんです。
参加できないけど、後輩たちのためにいいものを残してやろうというモチベーションを維持できるのも人間的に成長できるところでしょう。
この中からプロになってサッカーを続ける選手もいるでしょうが、プロの世界はプレッシャーとの戦いでもあります。
なので、メンタルを鍛える上でも、高円宮杯のようなリーグ戦にはすごく意味があるなと感じました。
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