アラム・ララーナは2014年夏、サウサンプトンからリヴァプールへやってきました。
ブレンダン・ロジャース監督のもとでは、コンスタントに試合に出場していましたが、クロップ監督になったリヴァプールでは、どうなるのか?
今回は、ララーナのプレースタイルやクロップの戦術に合うのか?について語ってみたいと思います。
[ad#kiji1]
ララーナのプレースタイル
ララーナは、トップ下やサイドハーフという感じはしませんが、ペナルティボックス付近で力を発揮するタイプ。
ポジションは攻撃的な中盤で、ラストパスやシュートを状況に応じて使い分けられるプレースタイルを持っています。
そのため、リヴァプールやイングランド代表でも、得点シーンに絡むことが多いです。
プレミアリーグ15-16 トッテナムvsリヴァプール
クロップ監督が初采配となったトッテナム戦でもララーナはスタメンで起用されました。
ララーナは、コウチーニョと並べれた中盤2列目の攻撃的なポジション。
ララーナはワントップが経験が少ないオリギだとうこともあり、積極的にトッテナムのディフェンスラインの裏へ抜けようとする動きがありました。
また、長い距離を走り、トッテナムのペナルティボックス付近からクロスあげたりとチャンスメークをしていました。
コウチーニョとのバランスを意識していたようで、コウチーニョが右にポジションをとったときは、左の方にポジションを変えたりと流動的に動けるところもありました。
コウチーニョとの連携が良かったのは、16分。
オリギがリヴァプール陣内のセンターサークル付近で、ボールを奪われるも、コウチーニョがうまくカバーしボールをキープ。
コウチーニョはぐに、右サイドにいたララーナにパスを出すと、ララーナは、ドリブルで前にボールを運びました。
パスを出したコウチーニョはそのまま縦へ走り、ララーナを追い越してペナルティボックス付近に到達。
そこにパスを出したのがララーナでした。
パスをもらったコウチーニョは中にいたオリギへラストパスを送りましたが、これはゴールにはならず。
でも、ここはララーナとコウチーニョの息が合ったシーンでした。
コウチーニョのプレースタイルについて!ミドルシュートの凄さも解説!
この試合でも、ペナルティボックス付近でチャンスメークが多く、ララーナは特徴をよく活かしていました。
特に、フリーのスペースに動いて、ボールを受けようとする動きも良かったです。
コウチーニョとうまくいっているので、ワントップにスタリッジが戻ってくれば、リヴァプールの攻撃はもっと面白くなるでしょう。
クロップの戦術に合う?
クロップの戦術といえば、「ゲーゲンプレス」という高い位置からプレッシャーをかけてボールを奪うことが有名。
でも、チームの状況や選手に応じてスタイルを変えるタイプでもあります。
ドルトムント時代は、レヴァンドフスキの高さを活かすようなこともやっていました。
リヴァプールでも現状の選手に合わせたやりかたをまずはやって、クロップの色に染めてくるのでしょう。
ララーナは、前半に高い位置で、オリギ、コウチーニョと連携してボールを奪いにいく動きもありましたし、積極的にプレスをかけようともしていました。
このあたり、ララーナは、クロップの意図を意識してプレーしているようにもみえました。
Adam Lallana is relishing the prospect of working with Jurgen Klopp http://t.co/srhax1uUtA pic.twitter.com/7aWuDSXLPm
— The Sun – Football (@TheSunFootball) 2015, 10月 12
クロップ監督のもとで、信頼を得るためには、まずは走れることです。
クロップ監督は、1試合、全員で120キロ走ることを求めていると言われています。
フィールドプレーヤーが10人なので、一人12キロ。
これはかなり意識して走らないと難しい距離でしょう。
中でも、ララーナは90分走り続ける運動量がないといわれていますし、途中交代することもあります。
もしかしたら、ララーナがクロップのサッカーに合わないかもしれません。
しかし、トッテナム戦でのララーナのプレーをみているとかなり走っていました。
ワントップのオリギをサポートしながら、自陣のペナルティボックス付近まで守備で戻るシーンもありました。
ララーナは81分に交代しましたが、クロップ監督が、ララーナを抱擁するところが印象的でした。
クロップ監督は、ララーナの動きに手応えを感じているようにもみえました。
なので、ララーナはクロップ監督のもとでもしっかりと役割を担えるのではないかと、私は思っています。
[ad#kiji1]