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サッカー

ロングボール戦術をバイエルンがやれば進化にみえるのはなぜ?

ロングボールってどんなイメージなんでしょうか?

私は、中盤を省いてロングボールに頼るのは弱いチームがやることで、もう古い戦術じゃないの?と思っていました。

ところが、最近、バイエルンミュンヘンの試合をみているとロングボールを効果的に使って、もはや戦術の一つになっていることが分かりました。

ということで、今回は、「ロングボール戦術」について語ってみたいと思います。

 

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ロングボール戦術とは?

ロングボール戦術とは、後方から前線の選手にボールを放り込んで攻撃をするスタイルです。

日本代表の試合をみていると、試合の終盤になって、負けているときやどうしても点が欲しいときに、ロングボールを使うことがあります。

ロングボールには、前線へ一気にボールが運べるというメリットがあります。

でも、前線でボールをうまくキープできなければ、ボールを相手チームに奪われてしまうというデメリットもあります。

 

現在では、ディフェンダーから中盤へ短いパスでボールをつないで、前にボールを運ぶチームが多いです。

なので、ロングボールを使うのは、限られた時間だったりします。

ただ、中盤でのボールをキープする技術があまりなかったり、相手のチームにボールをキープされる時間が多かったりするチームは、ロングボールに頼らざるを得ないということになります。

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私は、ロングボールについてはこんな考え方を持っていたから、どうしてもロングボールを多用するチームは、古臭いし、弱いチームがやることだと思っていました。

それに、ロングボールを使ってもセカンドボールを拾えなかったり、そのあとの展開がないと、これは戦術でもなく、苦し紛れにロングボールを放り込んでいるだけだと思うこともありました。

なので、ロングボールについてはあまりいいイメージを持っていなかったんです。

 

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バイエルンミュンヘンのロングボールは新しいスタイルにみえる!

 

2015-16シーズンに入って、ロングボールを上手に使って得点しているバイエルンミュンヘンをみて、驚きました。

特に、ブンデスリーガの2強対決となったバイエルンミュンヘン対ドルトムントの大一番。

この試合は、バイエルンが5-1でドルトムントに圧勝しましたが、ロングボールからの得点があったのが印象的でした。

 

そのロングボールの立役者となったのが、ジェローム・ボアテング

ボアテングは、2つのロングボールで、2得点をアシストしていました。

【関連記事】ジェロームボアテングのプレースタイル!バイエルンで成長?

 

ボアテングからのロングボールが、バイエルンの先制点となったわけですが、最初の得点をみたときは、意外な形で入ったなと思っていましたが、3点目もボアテングからのロングボールでした。

この2得点をみて、ペップは戦術の一つにとして、ロングボールを使うようにしたんだなと思うようになりました。

 

しかも、ロングボールを使っているのは、この試合だけではありません。

シャビアロンソからドグラスコスタへのロングボールは、バイエルンの攻撃の一つのパターンになっています。

シャビアロンソの正確なキックとコスタのキープ力とスピードがある推進力は、素晴らしいです。

 

バイエルンのロングボールは新しく進化したスタイルにみえてしまうから不思議です。

ペップのサッカーといえば、ショートパスをつないで、前にボールを運ぶことやボールを支配してポゼッションを高くするというイメージです。

そこに、ロングボールという選択肢はなかったはずです。

だから、ペップのチームがロングボールを使うことは新鮮で、スタイルを進化させていると感じられたのだと思います。

 

バイエルンがロングボールを使えば、得点とるための戦術になります。

なんとかしてもらいとロングボールを放り込んでいるのとはわけが違って、ロングボールに意図があるからです。

通常は、ロングボールを多用するとき、そのうち一つでも得点につながればという感覚でしょう。

しかし、バイエルンの場合は、成功率が高いし、失敗してピンチになることがないのが、特徴的

 

それを可能しているのは、正確なロングボールを蹴ることができるシャビ・アロンソジェローム・ボアテングのような選手です。

そして、前線でロングボールの受け手となるレヴァンドフスキトーマス・ミュラードグラス・コスタの技術が高いことも要因です。

 

2人のパスの出し手がいて、3人もパスの受け手がいれば、バイエルンのロングボールの種類は6パターン

単調な攻撃になってしまいがちなロングボールで、これだけのことができるのであれば、ペップが戦術として用いるのも当然だと思います。
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まとめ

バイエルンのロングボールをみているとペップには柔軟性があるし、チャンピオンズリーグ優勝という目標に向けての熱意があるなと感じました。

ただ、ロングボールを有効に使っているのは、ペップだけではありません。

プレミアリーグのサンダーランド監督に就任したサム・アラダイスは、ロングボール戦術で有名。

今度は、アラダイスのロングボール戦術について書いてみようと思います。

 

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