15-16シーズンのアーセナルは、第11節が終わって失点が8とプレミアリーグでは最も少ないチームの一つになっていました。
これはゴールキーパーのペトル・チェフが加入したことが要因ともいえるでしょう。
やはり、チェフのようなゴールキーパーがいることは心強いし、チームの成績にも関係しているはず。
今回は、アーセナルの歴代ゴールキーパーと成績との関係について調べてみました。
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アーセナルの歴代ゴールキーパーと成績
アーセナルは、10月のプレミアリーグではエバートンに1失点しただけで、あとはすべてクリーンシート。
しかも、チャンピオンズリーグではバイエルン・ミュンヘンを0点に抑えて勝利していることからもディフェンスが安定しています。
(リーグカップで3失点してしまったのは不可解ですが・・・)
開幕してからは失点が多かったんですが、チームの調子とともにディフェンスも安定。
中でも最近のチェフはかなり際どいシュートをセーブしていて、失点を防いでいるシーンが目立ちます。
このままいけば、アーセナルは2003-04シーズン以来の優勝が実現するかもしれません。
早速、ベンゲルがアーセナルの監督に就任した1996ー97シーズンからの歴代ゴールキーパーと成績についてみていきましょう。
調べてみたのは、そのシーズンのプレミアリーグで一番多く出場したゴールキーパーの出場試合数とアーセナルの成績と失点。
失点は、そのシーズンのアーセナル全体の数字です。
デビッド・シーマン
シーマンは1990年から2003年までアーセナルに所属し、イングランド代表でも活躍。
「Mr.セーフハンド」とも呼ばれたゴールキーパー。
ベンゲルが監督に就任した1996ー97シーズンも1番手のゴールキーパーでした。
1996-97 3位 失点32 出場22試合
1997-98 1位 失点33 出場31試合
1998ー99 2位 失点17 出場32試合
1999ー2000 2位 失点43 出場24試合
2000ー01 2位 失点38 出場24試合
2001ー02 1位 失点36 出場25試合
2002ー03 2位 失点43 出場28試合
イェンス・レーマン
レーマンはドイツ代表でも活躍したゴールキーパーで、アーセナルには2003年から2008年まで所属。
2011年3月にアーセナルのゴールキーパーが怪我人でいなくなってしまったために一時的に復帰。
控えだったんですが、1試合だけ出場して、そのときも存在感を発揮してくれました。
2003ー04 1位 失点26 出場38試合
2004ー05 2位 失点36 出場28試合
2005ー06 4位 失点31 出場38試合
2006ー07 4位 失点35 出場36試合
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アルムニア
アルムニアは、2004年から12年までアーセナルに所属し、当初はレーマンの控えのゴールキーパーでした。
スペイン人ですが、イングランド代表のキーパーにと話題になってこともあったりしましたが、代表出場はありません。
2007ー08 3位 失点31 出場29試合
2008ー09 4位 失点37 出場32試合
2009ー10 3位 失点41 出場29試合
このあたりから、優勝争いから遠ざかるシーズンになっています。
シチェスニー
シチェスニーは、チェフが加入するまで一応、アーセナルの正ゴールキーパーでした。
2010ー11 4位 失点43 出場15試合
このシーズンは、アルムニアも8試合、ファビアンスキーが14試合、レーマンが1試合で、キーパーが定まっていませんでした。
2011ー12 3位 失点49 出場38試合
2012ー13 4位 失点37 出場25試合
2013ー14 4位 失点41 出場37試合
ダビド・オスピナ
オスピナは、2014年夏にアーセナルに移籍してきました。
冬あたりなるとシチェスニーからレギュラーを奪いコンスタントに出場するようになりました。
2014ー15 3位 失点36 出場 18試合
シチェスニーの出場は17試合でした。
調べてみた結果
近年のアーセナルはチャンピオンズリーグの出場権は確保しているものの、優勝争いには絡めていません。
優勝したシーズンや2位で惜しくも優勝できなかったシーズンには、シーマンやレーマンという一線級のゴールキーパーがいたということが、改めて分かりました。
(レーマンのときは優勝、2位と良い成績もありましたが、不安定なところがあり、4位が続きました)
ということは、チェフのアーセナル加入は優勝へ向けて強い後押しとなることは間違いなさそうです。
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