でも、きついところやデメリットはないのかな?
僕は3勤3休で半導体工場で働いた経験があるのでメリットもデメリットも知っています。今回は3勤3休で働くデメリットをまとめました。
ちなみに、3勤3休のメリットについては「3勤3休とは?働くメリットや気になることを経験者が詳しく解説」にまとめているので気になる方はどうぞ。
目次
3勤3休についてざっくりと解説!
3勤3休は3日勤務して3日休みという勤務体系です。2交代制の工場に多いです。僕が働いて半導体工場で下のように3勤3休をしながら、日勤と夜勤を繰り返すパターンでした。
1日目 7:30~19:30 日勤
2日目 7:30~19:30 日勤
3日目 7:30~19:30 日勤
4日目 休み
5日目 休み
6日目 休み
7日目 19:30~7:30 夜勤
8日目 19:30~7:30 夜勤
9日目 19:30~7:30 夜勤
10日目 休み
11日目 休み
12日目 休み
1日目へ・・・・
僕は3勤3休を有効に利用して働いていましたが、やっぱりきついなと思ったときもありました。3勤3休のデメリットをまとめるとこんな感じです。
- 一日の勤務時間が長い
- 稼ごうと思っても稼げない
- 休日出勤があるとけっこうきつい
- 友達と予定を合わせるのが難しい
- 夜勤明けの切り替えが難しい
①からを詳しく説明していきます。
【3勤3休のデメリット①】一日の勤務時間が長い
3勤3休は一日12時間勤務が基本です。もちろん、休憩時間はあります。
往復の通勤時間や準備時間をそれぞれ1時間とすると、14時間は仕事のために確保する必要があります。だから、出勤の日は仕事以外ほぼ何もできません。
例えば、日勤で19時半に仕事が終わると、着替えをして家に帰り着くのが20時半くらい。お風呂に入ってご飯を食べると22時前になって寝る時間。
翌日の7時半出勤に備えて朝6時ごろ起きて、6時半には家を出ていました。よくある8時間勤務であれば、家に帰ってドラマを見たり、本を読んだり、自分の好きなことに充てる時間があります。
しかし、3勤3休の出勤日は家に帰ってリラックス時間はほぼありません。寝るためだけに家に帰るといってもいいです。
3勤3休の仕事をする前は、節約するために弁当を作ってお昼ごはんに食べていました。でも、3勤3休になってからは時間がないので弁当作りはやめました。
ご飯は工場内にある食堂で食べていました。社員食堂なので多少は安いけど、400円から500円の出費で痛かったです。
とにかく3勤3休の出勤日は仕事以外はほぼ何もできないです。
【3勤3休のデメリット②】稼ごうと思っても稼げない
3勤3休は1日の拘束時間が長いので残業はほぼありません。だから、残業をして稼ぐことは無理です。
僕が働いていたとき、月に1,2回くらい30分~1時間残ることがありました。でも、残業すれば睡眠時間を削るしかないのできつかったです。
ちなみに、一日の仕事時間は8時間を超えますが、8時間を超えたときの割り増しなどはありません。
もちろん、ブラックだからとか法律に違反しているわけでなく、3勤3休は特殊な勤務体系だと割り切るしかありません。
3勤3休の手当てといえば、夜勤のときの深夜手当くらいです。3勤3休はがんばって稼ごうと思っても稼げる要素はあまりないです。
できるだけ基本給や時給が高い3勤3休の仕事を選ぶしかありません。
【3勤3休のデメリット③】休日出勤があるとけっこうきつい
3勤3休は稼ごうと思っても稼げないと②で書きましたが、休日出勤をすれば稼げます。ただし、いつでも休日出勤があるわけではないし、休日出勤をすると体力的にきついです。
休日出勤すれば4勤2休になります。それでも、2連休あるから大丈夫だと考えがちですが、夜勤明けは休みが実質1日半になります。
僕も何度か4勤2休をしたことがありますが、毎日が仕事に追われている感覚で休みでも休んだ気がしなかったです。自分のやりたいこともできなくなるので、休日出勤はあまりしたくありませんでした。
僕が働いていた半導体工場では本人の希望を確認することなく、勝手にシフトを4勤2休にされることがありました。これはすごく嫌でした。
【3勤3休のデメリット④】友達と予定を合わせるのが難しい
3勤3休は6日間がワンセット。平日が休みになることもあれば、土日が休みになることもあります。
僕が働いていた半導体工場は24時間365日稼働でした。お正月休みやゴールデンウイーク、お盆休みなどの特別な休みはありませんでした。
3勤3休のシフト通りの休みが繰り返しあるだけです。土日休みの友達や年末に帰省する友達の都合に合わせることはなかなかできません。
たまたまタイミングが合えば、会えるという具合なので、友達や家族の予定に合わせるのは難しいです。
【3勤3休のデメリット⑤】夜勤明けの切り替えが難しい
3勤3休には夜勤があるから、3日連続の夜勤が終わって昼間のリズムに戻すのは難しいです。
慣れない頃は、日常のリズムを戻すだけで3日間の休みが終わってしまったことあります。夜勤明けの調整が狂ってしまうと3日間の休みを有効に生かせません。
「夜勤明けは寝ずに日常生活に戻る」、「夜勤明けもしっかり寝て夕方起きる」などいろいろと試してみました。
結果的に、夜勤明けは数時間仮眠をして昼過ぎに起きるようにしました。多少眠いですが午後から時間を使えるし、夜はしっかり眠れました。
翌日からの2日間はしっかりと自分の時間に使えました。3勤3休は夜勤明けから昼間のリズムの切り替えはとても大事です。
【結論】3勤3休はきついのか?
半導体工場は肉体労働はほぼないです。だから、体力を思いっきり消耗するようなきつさではありません。でも、半導体工場の3勤3休にはデメリットもあるので、正直言って誰もができる仕事はではありません。
3勤3休が特にきついのは生活リズムが、普通の働き方と違うことです。朝9時~18時まで勤務して土日祝は休みは望めません。
休憩はあるものの「12時間勤務」で「日勤と夜勤の繰り返し」は慣れるまでは、きついと感じるでしょう。
3勤3休の勤務の日は、家に帰ったらご飯食べて寝るだけで終わりです。テレビや映画を観たり趣味を楽しむ時間はありません。
だから、次のような方は3勤3休には向いていないと思います。
こんなことを感じていたら3勤3休で働くのは厳しいかもしれないです。
逆にこんなデメリットだったら「大丈夫そうだ」と思ったら3勤3休で働くのもありだと思います。まとまった時間で副業をするメリットなどもあるので頑張ってみてください。
【20代向け】3勤3休の仕事がきつそうだと思ったら…
もし、
「工場勤務にはこだわらない」
「別に3勤3休じゃなくてもいい」
でも、
「安定した職場でちゃんと働きたい」
と思っているのであれば、正社員を目指して就職活動するのもありです。
たしかに、フリーター生活が長い人は企業からの印象はあまりよくありません。でも、「フリーターだから正社員になれない」ということはありません。
フリーターから正社員になった人の割合を厚生労働省が発表していましたが、フリーターから正社員になった人はけっこういるんです。
フリーター 期間 |
6ヶ月 以内 |
7か月 から 1年 |
1年 から 2年 |
2年 から 3年 |
3年超 |
男性 | 72.5 | 61.7 | 60.0 | 62.1 | 57.0 |
女性 | 56.5 | 55.1 | 52.2 | 54.1 | 38.3 |
合計 | 64.0 | 58.3 | 42.9 | 58.9 | 48.9 |
こんなデータもあるのであきらめるのはまだ早いです。それに、「フリーターや正社員経験がない若者(20代)向けの転職エージェント」を味方にすれば、正社員になる確率も上がります。
※20代のフリーターや正社員未経験におすすめの転職エージェント3選【正社員へ】
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【UZUZ】:首都圏・関西以外の地方に住んでいる人もサポートしてもらえる。ブラック企業を徹底排除。
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それぞの転職エージェントの比較やメリットデメリットは「20代のフリーターにおすすめの転職エージェント3選【未経験から正社員に】」という記事にまとめているので、気になったらぜひ。
3勤3休の仕事を見つけるおすすめの方法
※画像はイメージです。
「これくらのデメリットだったら3勤3休で働けるかもしれない。ただ、本当に自分にできるか少し不安。働く前に相談して決められればいいんだが…」
3勤3休の仕組みを頭では分かっていても、実際に働けるかは少し心配な面もありますよね。僕が働いていたときも3勤3休のリズムに慣れずに、後悔している人がいました。
不安なく3勤3休で働くには?
結論、この3つから3勤3休の求人を探してみてください。
※3勤3休の仕事探しに役立つサービス3選
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この3つは工場・製造業の求人を集めて紹介している就職・転職サービスです。もちろん、3勤3休の求人もあります。
さらに、マイナビメーカーAGENTと工場求人ナビには専門コーディネーターが付いています。まずは、コーディネーターに3勤3休の仕事が向いているかを聞いてみましょう。
事前に確認すれば、工場に入ってから「こんなはずではなかった」「失敗したかも」という事態を防げますよ。向いていると分かれば、求人を紹介してもらってください。
それぞのサービスの特徴やメリットデメリットは、製造業の仕事探しにおすすめのサービス3選【未経験から転職したい人必見】にまとめています。
どのサービスが自分に合っているのか知りたいときは参考にしてくださいね。
3勤3休のデメリットを知って合う合わないを判断しよう
3勤3休のデメリットをもう一度おさらいすると
- 一日の勤務時間が長い
- 稼ごうと思っても稼げない
- 休日出勤があるとけっこうきつい
- 友達と予定を合わせるのが難しい
- 夜勤明けの切り替えが難しい
こんな感じです。
デメリットはありましたが、僕は3勤3休の働き方はけっこう合っていたと思います。平日にまとめて3連休があるときはうれしかったですね。なので、僕みたいに3勤3休が合っていると思ったらやってみてください。
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やっぱり、3勤3休はきつそうだし合いそうにないと思ったら、こんな転職・就職支援サービスを使うのもあり。
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今回紹介した就職支援サービスやエージェントに登録して、自分に向いている仕事を紹介してもらってください。
行動すれば変われますよ。