2015-16ブンデスリーガ第12節、バイエルン・ミュンヘンvsシュツットガルトをみました。
この試合、バイエルンが前半のうちに4点をとってしまってまたも強さを見せつけましたが、やはり攻守の切り替えが早い!
これがバイエルンが強い理由の一つかもしれません。
今回は、バイエルンの攻守の切り替えのうまさについて語ってみたいと思います。
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バイエルン・ミュンヘンの攻守の切り替え
サッカーは、攻撃、守備、守りから攻め、攻めから守りと4つの場面で構成されています。
試合をみているとき「守→攻、攻→守」に変わる瞬間は、おもしろいと思うポイントの一つです。
ボールを奪って攻撃に移るとき、逆にボールを奪われて守りに移るときは、味方も相手も陣形が整っていないことが多いです。
そこで、チームとしていかにうまく対応するかが見所になります。
シュツットガルト戦をみていると、バイエルンはこの場面の対応が良くて面白かったんです!
守りから攻へバイエルンがみせたロングカウンター
バイエルンは11分コーナーキックからのカウンターで先制点を奪いました。
シュツットガルトは9分にコーナーキックを獲得しましたが、そのボールをバイエルンのビダルが跳ね返し、キミヒがキープ。
ここからダグラス・コスタへボールを渡して、一気にシュツットガルトのペナルティエリアへ入ってきました。
コスタは左足のアウトでゴール前に来たロッベンへパスし、それを体に当ててロッベンが決めたゴール。
この場面ですごかったのは、バイエルンの選手が前にかけた人数。
カウンターとなった瞬間にロッベンを含めて6人の選手がシュツットガルトゴールへ向かって突進。
シュツットガルトのゴール裏からの映像をみると赤い波が一気に押し寄せているようで、すごい迫力。
ボールを奪ったら一気に前に行くという共通理解があるからできたことでしょう。
コーナーキックからカウンターで前にボールを運べても、攻撃の人数が足りなくて失敗に終わる場面もたまにみます。
でも、バイエルンの場合は、守りから攻めへの切り替えが人数をかけて素早くできていました。
余談ですが、コスタの右足のアウトにかけたパスも良かったです!
2点目もシュツットガルトからボールを奪ってすぐに縦へボールを出したところから入りました。
(あとでみるとこれはオフサイドのようにみえましたが・・・)
シュツットガルトはバイエルン陣内でサイドから攻撃を仕掛けようとしていましたが、ボールを奪われてしまいました。
2点目はコスタが決めたんですが、最終的にゴール前にいたバイエルンの選手は5人。
シュツットガルトの守備が整っていないうちに攻めていました。
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攻めから守りも早い
シュツットガルトがバイエルンが攻めているときは、プレスをかけてボールを奪いにいく動きがありました。
なので、バイエルンが相手陣内でボールを奪われることもありました。
しかし、ボールを失ってからすぐにバイエルンの選手たちは連動して取り返しにいっていました。
試合がはじまってすぐ、コスタがドリブルで仕掛けましたが、ペナルティエリアの前でシュツットガルトのディフェンダーに囲まれてボールを失う場面がありました。
シュツットガルトはボールを前に出そうとしましたが、すぐにレヴァンドフスキー、コマン、ビダルが次々とプレスをかけてきました。
そのためボールをコントロールできなくなり最後に、アラバがボールをキープしました。
これをみていたらバイエルンのボールを失ったあと、攻めから守りへの切り替えの早さが分かりました。
まとめ
バイエルンの攻守の切り替えの場面をみていると、早さとともに選手の動きが連動し、徹底されています。
そのため攻撃のときは人数をかけてチャンスを確実にものにできるし、守備ではいち早く危険の芽を摘むことができるだろうと思いました。
ペップ・グアルディオラは、バイエルンの選手の個性をうまく活かしながらも、攻守の切り替えにおいては戦術を徹底させているところも素晴らしいです。
やはり、こんなところがバイエルンの強さの理由ではないでしょうか?
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